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2013/07/01

X games スロープスタイル

X gamesスロープスタイルが終了しましたね。ジャッジやコースに賛否両論があるようですが、優勝したBrett Rheederと準優勝したBrandon Semenukのランは他のライダーと比べて別次元のライディングでした。

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エアーの高さ、安定感、つなぎでのスムースさ、トリックの難易度、どれをとってもこの2人は別格でした。例年だとSemenuk1人だけが飛び抜けていましたが今年はRheederが絶好調。とうとう同じTREKチームで格上ライダーのSemenukに勝っちゃいましたね。

個人的にはSemenukのファースドロップでのフラットドロップバックフリップが予選や練習では全く見せていなかっただけにかなりの衝撃を受けましたが、Rheederのオポジット360ドロップとジャッジでの評価は同じだったようです。Semenukのこのトリックはコンペでメイク出来るライダーがSemenukただ1人なだけにもっと評価が高くても良いんじゃねーの??って感じで、観客もかなり盛り上がっていただけに非常に残念でした。ちなみにオポジット360とはいつも回る回転方向とは逆に回るトリックで体をローテーションする時に後ろ足が離れる方向に働くので空中でバランスを崩しやすく、難易度が高いトリックなのです。オポジットの意味を知らないと、なんだただ360回ってるだけじゃん、と玄人にしかわからないシブいトリックなんですね。このオポジット系のトリックは他にも複数あって、テールウィップ、バースピン、と主に回転系のトリックで行われます。360のオポジットはその中でも難易度が取り分け高いのでスコアに顕著に表れてきます。ちなみにオポジット系のトリックの使い手がSemenukとRheederの2人なんです。さらにこの2人はコンボトリックの使い手でもあるので、去年この2人が毎戦ポディウムに乗りまくっていた理由がここにあります。コンボトリックとは360しながらXアップしたり、バックフリップしながらバースピンしたりと2つのトリックを同時に行う高難易度のトリックの事を言います。

今回のジャッジに関していくつかの海外サイトで話題になっている内容と言えば3位のAndreu Lacondeguyと4位のDarren Berreclothの順位。派手なトリックはしないで無難にスムースにこなした3位のLacondeguyに対して360テーブルドロップをスタートとラストのビッグドロップでメイクしたBerreclothのスコアの方が低かった事にみんなブーブー言っています。個人的にもBerreclothのランの方が格段に評価したいと思いますね。確かにつなぎがスムースなLacondeguyに対してBerreclothは多少もたつきはしましたが、あの巨大ドロップで2回も360テーブルをクリーンにメイクしたのは高評価したいです。だってあの高さでスピンはヤバいでしょ、しかもコンボで。なんやかんや言ってデカいドロップセクションでのスピンやフリップは高評価されるべきだと思うんですよね。ちなみにKurt SorgeとCam Zinkのラストドロップでのドロップバックフリップにはシビレマした。あの高さでバックフリップってありえない。

今回のコースは比較的単調なコースですが1つ1つのサイズが通常のスロープスタイルのサイズよりもデカく、その分ハイスピードなのでヨーロッパ系スロープスタイル専門ライダー達は苦戦を強いられていたのが印象的でした。現在FMBランキング首位Sam Pilgrimは巨大なセクションと強風に苦戦を強いられ、ふてくされて決勝を棄権した模様。優勝候補のMartin SoederstroemやYannick Granieri、去年のクランクワークス覇者のThomas Genonも精彩を欠いてスコアが伸びませんでした。それに対してビッグマウンテンとスロープスタイルを両方専門としているアメリカのCam Zinkやカナディアンライダー達はすぐに順応して切れた走りを見せてくれました。

個人的にはMTBスロープスタイルはこのくらいのサイズがベストだともいます。これ以上小さいとBMXでも走れちゃいますからね。26インチらしくハイスピードでドデカく飛ぶ。これでこそMTB。このサイズじゃないとBMXと差別化出来なくて、X gamesの種目に入れてもらえないですよ。完全に正式種目となって毎回XgamesでMTBスロープスタイルが見たいですね。

今回のX gamesはFMBワールドツアーではDIAMONDイベントと最も配点が高いのでBrett Rheederが首位に躍り出るでしょう。そろそろ北米ラウンドが始まってアメリカとカナダのライダーも多く参戦してくるので後半戦も楽しみですね。ちなみに日本人唯一FMBに参戦している僕のランキングは現在79位。少しでもランキングを上げるためにも、カナダで開催されるどこかのコンペに出れたらいいなと検討中です。
動画はこちら

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