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2013/12/23

MTBの今後

少し前に「MTBは廃れた」と言う事に関して業界内で話題になっていました。その内容を読んでみても僕には今ひとつしっくり来ない。本当にMTBは廃れてしまったのだろうか。ちょっとその事を考えてみた。

この先の内容はMTBに対する僕の完全な持論なので、まあなんとなく読んでもらえればと思います。

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【ARAIワールドカップを頂点とした一時の流行】
確かにMTBバブルと言われたARAIワールドカップの頃と比較すれば今は人口も販売台数も激減しているかもしれない。けれどそれっていわゆる「流行」の絶頂期との比較であって、元々日本でMTBはそこまで盛んではなかったと思う。
その時期に一時的に流行っていただけなのでは?むしろMTBが日本に入って来た頃から今もなおずっと発展途上の段階で、MTB文化と言うものはそれ程育っていのではないだろうか。
それを証拠に一般の人にMTBと言っても、すぐにイメージしてもらえないはず。あ〜岩の上をピョンピョン登るやつでしょ?とか、車輪が小さくてクルクル回るやつでしょ?などと言われる事もしばしば。文化が育っていないのに、一時の流行との比較だけでMTBが廃れたと判断しても良いのだろうか。むしろまだ始まってもいない段階なんじゃないかな。
【カナダのMTB文化に身を置いて見えたもの】
どうして僕がここまではっきりと言及するかと言うと、それは毎年カナダのバイクシーンに身を置き、カナダやアメリカのトレイルを走り回り、各地のバイクパークを視察して本場のMTB文化を肌で感じているから。
残念な事に僕の感じた意見では日本のMTB文化は海外と比較すると20年近く遅れをとっていると言っても過言ではないと思う。カナダ(BC州)のどの町に行っても公共トレイル、ダートジャンプ、スケートパーク、パンプトラックがあって子供から老人までMTBを楽しんでいる風景がある。
ウィスラーなんてフルフェイスをかぶったダウンヒラーやトレイルバイクに乗ったトレイルライダーがハイウェイを自走で走っている姿を毎日何度も見かけたりもする。毎週木曜日、金曜日には夕方から草レースが開催され、仕事終わりのライダー達が数百人集まってMTBを楽しんでいる。男性だけじゃなく子供も女性も老人も。MTBがスポーツ文化として市民の中にとけ込んでいるのだ。
僕が初めてカナダに行った12年前と今の日本とを比較しても、当時のカナダのMTB文化の方が遥かに進んでいた。そんな場所に身を置いていると、ふと日本の現状を振り返るととても寂しくなる。
毎年カナダに行く度にそれをひしひしと感じ続けている。カナダと日本を比較してしまうと、日本のMTB文化はまだ何も始まっていないとすら思えてしまうのだ。
【フィールドの不足】
カナダや世界ではMTBが盛んなのに日本でMTBが盛んにならない決定的な理由は、ズバリ走る場所があるないかの問題だと思う。もうこれに尽きる。
日本は最先端な機材やバイクが毎年輸入され販売されているけど、それを存分に走らせる場所がない。世界的で最も注目されている650Bで前後5〜6インチトラベルの登って下れるエンデューロバイクが存分に走れるフィールドは日本にないのだ。
カナダやアメリカ、オーストラリアやニュージーランド、ヨーロッパにはMTBが走れる公共のトレイルは沢山あるのに、日本には公共のトレイルってほとんど存在しないですよね。そこには日本独特の土地の地権者との問題や国立公園、国定公園の問題が絡んでいるので何とも言いがたい所ではあるけれど、公共のオープントレイルがもう少しあってもいいんじゃん?って思ってしまう。シークレットはあるのかもしれないけど。
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【熱いマウンテンバイカーの絶対数】
どうしてその少しがないのかと言うと、もちろん土地の複雑な問題などもあるけれど、その背景には熱狂的で行動力のあるマウンテンバイカーの数が日本には少ないからだと思う。
言い換えると、各地で中心になってシーンを動かせる人材が少ないから。愛知のYANSさん、長野のマーシーやナカザワジムの中沢さんなど、全国各地に情熱があって本当に頑張っている方々は何人もいらっしゃるのだが、それだけじゃ人数的に全然足りていないのである。
それに対してカナダで例えると今挙げた様な情熱のある人達が何十人、下手したら何百人存在している。その数が多ければ、トレイルメンテナンスはあちこちで頻繁に行なわれているし、ボランティアを募集すればすぐに数十人の人が集まり、トレイルはしっかり維持されどんどん拡張されて行く。新たにトレイルを作りたいと提案が上がれば、国や団体と交渉してくれる人間がすぐに出てくる。
トレイルが出来れば常設コースも増え、新しくバイクパークを作ろうとする動きが各地で起こってくる。レースが好きな人が集まればレースも沢山開催されて行く。人任せにしていてもシーンは動いて行くくらいなのだ。
カナダと同じように、日本にもそんな行動力のある人達が今以上に何十人も増えれば、シーンは動いて行くと思いませんか?公共のトレイルを作ろうとする動きが全国のあちこちで今以上に何倍にも増えてくれば公共のトレイルが増えて行くと思いませんか?今までも少しは声が上がっているのかもしれないけど、現状では声が少な過ぎるのです。各地で声をドンドン上げてもらって一般の人の耳に入るくらいになれば動くかもしれないですよね。とにかく行動を起こさないと何も始まらないと思います。
日本にも行動力のある熱いマウンテンバイカーがもっともっと増えて欲しいと思う。
MTB人口が少ないのにそんな人達が増えるはずがないじゃんと言われるかもしれないけど、せめてMTBを仕事の種にしているショップ、代理店、メーカーなどの業界の人達を中心に積極的にMTBに乗ってもらい、行動を起こして欲しいと願う。
【本場の影響力】
日本国内で熱い想いを持って活動している人達が、初めてその熱い想いを持ったきっかけって言うのは、何らかの強烈な影響を受けたからなんだと思う。僕が思うに、その何かって言うのはやっぱり本場海外のバイクシーンなんじゃないだろうか。
海外に走りに行った時に、自分達の住んでいる日本とここまで違うのか!日本て全然遅れてるじゃん!どうにかしないと!って衝撃を受けた人が実際にアクションを起こしているケースが多いと思う。
もちろん日本国内だけでMTBに熱い情熱をもって活動をしている尊敬すべき人も沢山いると思いますが、本場を経験する事は極めて大切な事だと僕は思うのです。本場の味を知らないと本場の味は作れないと言う料理人の言葉に似ている気がします。
まあ海外に走りに行く事って、言葉の壁やら仕事の休みの関係上、簡単に走り行く事なんて出来ないけど、MTBが大好きだと自負している人は一生に一度は海外のMTBが盛んな地域へ走りに行ってもらいたいと思いますね。カナダやニュージーランドが特にオススメ。自分達が日本で楽しんでいるMTBと言う物は本当はもっともっと楽しく、全く違った感覚で今以上に楽しめるものかもしれないですよ。MTBを心底好きな人こそ経験して欲しい。自分のMTBに対する概念がガラリと変わるはずです。本当に衝撃を受けます。

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【日本のトレイル事情】
フィールドの話に戻りますが、日本のトレイルは複雑とも言える土地の地権者との問題や国立公園、国定公園などの行政との問題があって、そこは一筋縄にはいかない部分ではあると思います。
熱い想いを持ったライダーが各地で地権者や行政と交渉してフィールドの開拓に尽力しているので、少しでも多くの人がそれに賛同して協力して盛り上げていくと同時に先に言った様に声を上げていくしかないのかもしれません。
そんなトレイルの事情を冷静に考えると、日本はトレイル向きなお国柄的ではないのかもしれません。なんらかのきっかけでうまく話が繋がればフィールド確保まで辿り着けるかもしれないけど、そうじゃなければ果てしなく遠い事にすら思ってしまう。目の前に立ちはだかる障害が大き過ぎるとさえ感じざる負えません。そこは時間の掛かる問題なのかもしれませんね。
そこで僕が思うには、「常設コース」と言うものの必要性が見えて来ると思います。常設コースであれば、ハイカーとの問題など何も考えないで思い切り走る事が出来る。どこかの企業や理解ある地主さんの持っている私有地内にある常設コースであれば土地の改良も自由に出来る。かなりの事柄が省かれると思います。
完全無料のコースとなると管理者が色々な面でかなりの負担を背負わなければいけなくなるので、永続的に続ける事を考えれば有料が理想的。有料の常設コースであれば、その売り上げでコースの維持管理が出来るし、売り上げを出して規模を広げる事だって出来るかもしれない。富士見パノラマスキー場の様にビジネスとして成り立っている所だってある。そんなビジネスモデルが多く存在してくれば、一般の人からも認知されやすくなるだろうし色々な企業も動くと思うんです。
日本に常設コースの文化が育っていけば、MTBが一般に認知されやすくなり、それに続いて地権者の理解が得られて、トレイルも普及して行くと思う。順番が海外とは逆になってしまうかもしれないけど、日本の国民性からするとこの順番が自然かなと思う。全国にあるスキーリゾートとうまくリンクして行ければ可能性は広がるはず。
【MTBは高価だけど】
お金が掛かっちゃうのはもうしょうがないんです。MTBはそう言う遊びなんですから。機材スポーツだから最低限のお金は掛かるもの。モータースポースに比べたらまだ金額的にまだマシだと思う。陸上競技や格闘技、体操競技みたいに体1つで楽しめるスポーツじゃないのだから、それを理解して楽しむべきなのではと思う。あんなにデコボコした悪路をスピード出して曲がったり飛んだり止まったり出来る乗り物で遊ぶのだから、ある程度のお金がかかるのはしょうがない事なのではないでしょうか。メカ的な楽しさを味わえるのもMTBの醍醐味ですしね。
【競技としての発展】
XCはオリンピック種目になっている事だし、これから先、競技として発展させて行く事も考えるなら常設コースは尚更必要だと思う。安心して練習出来る環境がなければ競技が発展しようがないですもんね。
他のオリンピック競技で練習場所がない種目なんて無いはず。スキー、スノーボードの選手はスキー場で練習するしアイススケートの選手はスケートリンクで練習するし、水泳選手はプールで練習するし、陸上の選手は陸上競技場で練習する。じゃあMTB選手は?って考えた時にどこもないんじゃ強くなり様がないですよね。
そもそも、人の土地に勝手に進入して後ろめたさを感じながら走るとか、ハイカーとの衝突のトラブルの心配とか、タイヤをロックさせちゃいけないとか、余計な事を考えないで気兼ねなく思い切りMTBで遊べる。そんな場所を作っていかないとスポーツとして発展していかないのでは?と思うのです。

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【新規愛好者、愛好者、競技者の受け皿となる常設コース】

MTBを買った人がいざ走りに行こうと思っても走る場所がないんじゃどうしょうもない。今、正にそのどうしょうもない状況に陥ってしまっていると思います。走る場所がなければMTBを手放してしまうし、そもそもMTBが売れないですよね。売る側であるバイクショップがお客さんに胸を張ってフィールドの紹介やお勧めが出来ないと、売れる物も売れません。

常設コースであればコースの難易度を上げればDHバイクも走れるし、難易度を下げればハードテールでも楽しめる。日本ではトレイルでの路面へのインパクトを恐れてハードテールが推奨される傾向もありますが、管理者のいる有料の常設コースならそんな心配もありません。フルサスペンションバイクがガンガン走れるフィールドも当然必要です。
世界的な流れに逆らっては日本のMTB文化はどんどんガラパゴス化してしまう。それにフルサスペンションバイクが売れなければ、日本の輸入代理店も販売店も厳しいですからね。
この先マウンテンバイカーが思い切りMTBを楽しめて、新規愛好者の受け皿となって、競技者の練習場所ともなる常設コースが増えなければMTBの未来は本当に本当に暗いと思う。ごく一部の愛好家だけが秘密のトレイルをこっそり楽しむようなアンダーグラウンドなスポーツになってしまうと思うんです。
気兼ねなくMTBを楽しめる常設コースが日本各地に増えれば、むやみに登山道に入るライダーも減りハイカーや地権者とのトラブルがなくなるはずなのです。
【僕のMTBライダーとしての活動理念】
それらの考えを元に、僕は栃木県茂木町にJOYRIDE MTB PARKと言うフィールドを運営しています。パークと隣接した里山は地元の方の協力により走らせてもらっています。また一人でも多くのマウンテンバイカーに本場を体験してもらい、僕みたいに強烈な影響を受けてもらえる様にウィスラーでマウンテンバイクキャンプを9年間開催しています。
その二つこそが僕の考えているMTB文化を広める為の最善の方法であり、プロライダーとしての活動理念なのです。
【最後に】
とても長くなってしまったけれど最後に簡単にまとめると、日本のMTB文化は廃れてしまったのではなくて、まだ少ししか始まっていないと言う事。
そして自分こそはMTB好きだと自負している人は1度でも海外のバイクシーンを体験して影響を受けてもらって、それぞれの持ち場でシーンを盛り上げてもらいたいと言う事。そして堂々とMTBが走れる場所である常設コースを積極的に造って行きましょうと言う事です。
今後少しでも多くの人にこの事に共感してもらって、日本にも海外の様にMTB文化が根付く事を願い、その成長に役に立てればと考えています。先は長い、かな〜。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

大変良く出来ました。
確かにMTBの認知度言うか、社会の受け入れ態勢と言うかその辺の遅れは否めませんね、日本では。そしてとても理解できないのは、土地のその所有権とかのハードルがあるとはいえハイキングトレイル、散策道なんかも同じことでしょ?日本人の気質として「閉鎖的」なところが土地の所有者、行政、ハイカー等がライダーを受け入れられないのかな。ボクはパークとかでなくもっぱらローカルのトレイルばっかですけどバイク用にトレイルビルドしたってハイカーウェルカム。もちろんトレイルメンテ、ビルドには地域のアソシエーションがちゃんとシティー、地権者と話し合いを持ってますけど、、、。
難しいね?大変良く出来た?

投稿: サイトーケン | 2013/12/24 04:06

はじめまして、山サイ人と申します。大矢さんのところで長くお世話になっていました。ダイキさんがおっしゃっていることに非常に強く共感します。各地の情熱的なライダーがチャンスを逃さず行動に起こすこと、そして周りを巻き込むこと、MTBで利益をあげているショップ、代理店、メーカーは責任を持って行動すること、もしくは行動を起こしている人に対して強力なサポートをすることだと思います。実現できるかどうかまだわかりませんが、私も現在活動中です。日本のMTB文化が動き始める力添えができるかもしれません。頑張りましょう!

投稿: 山サイ人 | 2013/12/24 15:53

ケンさん
閉鎖的な気質。それはホントに感じますよ。新しい事を嫌う傾向がありますね。トレイルの問題は本当に難しいです。
そこで僕的には常設コースならその辺の問題が解決されるかも!って感じなんです。日本にもウィスラーバイクパークみたいなのが出来ればシーンはガラッと変わる様な気がします。常設コースは常設コースで造るのは大変ですけど(笑)

投稿: Daiki | 2013/12/24 17:34

山サイ人さん
コメントありがとうございます!
自分たちの遊び場は自分たちで作ると言う事が大切だと思います。特にMTBが大好きだと思っている人には行動を起こしてもらえたら嬉しいなと思っています。その人達が動かなければシーンは何も変わらないですからね。
海外はMTBが大好きでしょうがない奴らが大勢いて、そいつらがどんどん行動を起こしています。大勢の人がどんどん行動を起こすから、驚く程すぐにシーンが動いちゃんですよね。
日本ではどうしても人任せになっちゃうと言う部分も分かりますが、MTBに乗る環境を良くしたいと思っている人には行動を起こしてもらえる事を願いたいですね。
山サイ人さんも活動をされていると言う事でとてもすばらしいと思います。お互いMTBを盛り上げていきましょう♩

投稿: Daiki | 2013/12/24 19:01

カナダに代表される外国がMTB文化の先進地、というよりもカナダのその地域が先進的地域なのだと思います。実際、米国でも山の無い当地よりも東京周辺の方がフィールド、コーチ、ガイドなどのリソースは充実していると感じます。

山がフィールドである限り山へのアクセスは必須ですし、日本は世界を代表する山岳国。普及しないはずがありません。米国東海岸ではバイクパークはスキーリゾートですから、日本でもスキーリゾートとの提携は一番期待したいところです。

でも、もうすでにバイクパークになるスキーリゾートは結構存在するのではないですか?もしそうなら何故その場所は活用されないのだろう?

てな感じに漠然と課題を追求するよりも、課題(対象のフィールド)を絞ってフォーカスして検討するほうが具体的ですし、方向性も見つけやすいと思います。富士見パノラマモデルが良いならそれを真似るとか、別のモデルを導入するとか検討できると思います。

投稿: Komori@tampa | 2013/12/24 22:58

貴重な話を聞かせた頂き有り難うございます。

人が人を呼べる様に色んなノウハウを伝授していき
サイクルショップだけの人の繫がりを超え
自分も含め育ちたいです。

投稿: マルオカヒデアキ | 2013/12/24 23:03

御持論、興味深く読ませていただきました。日本のMTB文化がカナダと比べて大きく遅れている、という見解など、大変共感できます。
ただ、例えばカナダと日本では森林資源のあり方がまるで違うと思います。バンクーバーあたりでも容易にトレイルライドで来てしまうと聞くカナダの事情とマウンテンバイクを楽しむ≒クルマが必要、みたいな日本(東京ですね)の事情は違っていて当然だと思います。ひとつのあり方としてのダイキさんの取り組みはすばらしいと思います。でも、ぼくはもっとユルい取り組み方も今の日本のマウンテンバイクシーンには必要だと考えています。今のシーンでは新しく入ってこようとしている方に「MTBはじめたいんですけど、、、」といわれて「まずは最低20万ですね、、、」だと、もうほとんど金額はゴルフ以上です。ぼくは、10万円あれば揃う道具で自走で行けるトレイル以前の道を走る(ユルく)スタイルがあってもいいと考えています。そういうスタイルがないとレースやフリーライドに繋がっていく人口も増えないのではないかと思っています。自分なんかは10万円もしないMTBを買って軍手はめて走った時の感動を今でも覚えています。ダイキさんのようにクールに走れる方や速く走れる方は本当に尊敬しています。でも、日本に新しいスポーツが文化として定着するためには「ユルさ」というのがひとつのキーワードになるかと思います。スノボ、ダイビング、などなどはいい意味で「ユルい」側面があると思うんです。で、それを踏まえてすでにどっぷりMTBに浸かっている人は常設コースの発展を支えたり、里山で走れる地均しをするべきなんだと思います。たぶん、自分はマウンテンバイカーだと自認している人は出来る範囲でいいからみんながんばらないといけないんだろうな、と強く考えています。

投稿: n@w | 2013/12/25 03:35

Komoriさん
世界中でMTBが盛んと言っても山がなければ走れないので、山がない地域で盛んじゃない場所も沢山あると思います。カナダでもブリティッシュコロンビア州以外の州ではそこまで盛んではないですからね。

日本は独特な地権者の問題や行政の問題が複雑に絡み合っているので、なかなか事が上手く進みません。スキー場は全国に数百箇所以上あるのにです。どこのスキー場もMTBに興味は持っているのですが、やり方が分からなくて手が出せていないのが現状です。一般の人からすると、MTBで山を下る事すら信じられない事なのですから、MTBが走れるフィールドなんて想像もつかないのです。

僕の様なライダーが全国各地に何人も存在していれば、そう言う人間に声が掛かってスキー場も動き出しますが、誰もいないので動き様がありません。だから今後、人と人との繋がりで僕の様なMTB馬鹿とスキーリゾートが手を結ぶ事が出来れば、少しずつシーンは動くと思うのです。

残念な事に日本にはビジネスモデルとなるフィールドはほとんどありません。あるとすれば、福井和泉スキー場か富士見パノラマスキー場、ふじてんリゾートくらいでしょうか。
僕の考えでは、海外でMTBが盛んな地域をビジネスモデルにする事が手っ取り早いと考えています。全世界のスキー場のビジネスモデルとなっているウィスラーバイクパークをモデルにする事が近道だと思います。まあ全く同じ方法でって言うのは日本の風土と異なる部分もあるので、そこは日本のやり方に上手く適合させてバランスをとりながら進めていく事も大切です。

投稿: Daiki | 2013/12/25 13:25

マルオカヒデアキ さん
コメントありがとうございます。お互い頑張りましょう!

投稿: Daiki | 2013/12/25 14:16

n@wさん
バンクーバーでは自走で気軽に走りに行けるフィールドが沢山あると一般的に思われがちですが、実はバンクーバーに住むほとんどの人はマウンテンバイクを乗りに行くのに車を使います。大抵のMTBトレイルの入り口は山の裾野の部分にある事が多いので、自走となると大変な苦労です。

気軽に効率良くMTBを楽しむ為にはカナダでも車は必需品なんですね。ですのでトレイル内で自走でトレイルに走りに来ている子供達のグループと出会う事もほとんどありません。親に車でピッアップしてもらって走っている子供ばかりです。大人でさえも市街地から自走でトレイルに行く人は少ないのです。MTB先進国のカナダでさえも車なしでMTBを楽しむ事はなかなか難しいと考えられていす。

ただしウィスラーとニュージーランドのクインズタウンは例外と言えます。大きなスキーリゾートの麓に町があり人が多く住んでいるので、気軽に自走で走れるトレイルは沢山あって、多くのマウンテンバイカーがその環境を求め移住しています。

トレイルライドを経験する前のMTBの入り口的なユルいライドは大賛成です。河川敷でオフロード走行を体験したり公園のサイクリングロードを走るのも初心者にとっては新鮮で楽しい物に映ると思います。その場合はもちろん10万円以下の完成車でも十分楽しめますし、実際に常設コースに走りに行った時にまた新しいバイクが欲しくなって購入する流れになるのだと思います。僕の管理するMTBパークも10万円以下のハードテールで十分に遊ぶ事が出来るように設計しています。僕も4万円のパナソニックのMTBで初めてダートを走った楽しさは未だに忘れていません。

ただ僕の考えでは、機材スポーツと言うものは最低限のお金は掛かってしまう事は致し方ないのではと思うのです。MTBは体1つで楽しめるジョギングなどと違って、ある程度の金額の掛かる道具を揃え、MTBが走れるフィールドに移動して楽しむ物ですから。
これはゴルフ、スノーボード、釣り、スキューバーダイビング、パラグライダー、モータースポーツ、道具や機材を使うどのスポーツと比較しても似ているのではと思うのです。
もし気軽にMTBを楽しむ事を考えるならば、常設コースのレンタルバイクを貸りたり、レンタカーを手配して乗り合いで移動する事も手段としては考えられます。

「ユルさ」はMTBの普及にはとても大切な事だと思います。代々木公園あたりに周回出来るMTBコースでもあれば、状況は一変するでしょうね。
将来的に気楽に楽しめるスポーツにして行く為にも、公共のパークが都市部に造られるようになる為にも、まずはビジネスモデルとなる常設コースの普及が必要なのではと僕は考えています。

僕がMTB好きの人に海外に走りに行く事をお勧めしているのは、日本では絶対に経験出来ないようなコースの気持ち良さやMTB文化の壮大さを体験してもらって、その経験が起爆剤となりMTB普及の為の活動の原動力になると言う事です。まさに僕はその1人。12年前にウィスラーに行った時に、もの凄い衝撃を受け、日本のシーンを変えなければと強く思いました。その日以来、僕はMTB普及の為の活動をやり続けています。
MTBに夢中になっている人には是非1度本場のシーンを体験してもらいたいと願っています。

投稿: Daiki | 2013/12/25 19:16

ダイキ様

カナダの現状、大変勉強になりました。個人的にはMTBが盛んになる前のウィスラーには行った事があるので様子は何となく伝わりますが、バンクーバーの聞きかじり情報にはもっと奥があったのですね。勉強になりました。
機材スポーツにお金がかかるというのもそう思います。でも、レーサーのみなさんやダイキさんのようなフリーライダーのみなさんと同じバイクを多くの人が買っているというのはやはり健康だとは思えないです。たとえば競技用のバイクはもっと高くてよくて、そのかわり絶対必要になるレーサーやライダーにみなさんには今よりもしっかりとしたサポートがつく、こういう形も「一例としてあり」なんだと思います。今年で走れなくなった某フィールドで小学生とおぼしきグループのひとりが友人のバイクを見て「ブレーキがダメだ、サスがダメだ。」などと会話しているのを見た事があって、このままではマウンテンバイクは定着しないなあ、と思った次第です。
ダイキさんの考え方や取り組みは強く支持しています。で、マウンテンバイクの普及に尽力されている人は確実にいて、現時点での方向性の違いはあっても目指している姿はそう遠くはないと思います。ぼくも今の自分に出来る事を探しています。ダイキさんのパークも伺った事がないので伺ってみたいと思います。ま、飛べませんけど(^^;)

投稿: n@w | 2013/12/26 22:52

n@wさん
僕はMTBは乗る人が楽しめれば何でも良いと思ってます。
乗る人のライディングレベルや環境に合わせて、乗る人が必要と思えばサスペンションも必要になるし、ブレーキも良いのが必要になるし、ホイール径も変わって来るのだと。

日本人の多くの人は自分のバイクと他人のバイクを比較してしまいがちですが、外人はそんなの関係なく他人の物なんて大して気にもしていないんですよね。ボロボロの数年落ちのバイクでガンガン走るライダーだって沢山いますから。

その辺は日本人の国民性なんかも関係してくる事なんで何とも言えませんが、もっと純粋にMTBライディングを楽しんでもらえたらと思いますよ。機材の必要性はライディングをして行くうちにわかる事ですからね。初めは入門モデルで十分だと思います。決して初めから高級バイクが必要だとは思いません。

けどMTBのメカ的な楽しみも否定出来なくて、そこをメインに楽しんでいるMTBファンもいるのでそこは尊重しないといけない部分ではあると思います。

MTB普及に尽力するような人がもっともっと増えていけばいいなと願うばかりです。そんな人達が増えていけば、フィールドを造る上で、行政や企業を動かして行く大きな力となりますから。

是非僕のパークにも遊びに来て下さい。ジャンプだけじゃなく、バームやパンプトラック、急斜面セクションなどのアイテムもあるので、一日楽しめるかと思いますよ♩


投稿: Daiki | 2013/12/27 00:52

トレイルの有償化や地主を守る誓約は必要だけど、整備はライダーがやってくれって思うね。

あとは挨拶と地主の顔くらい知っておけって思うね。こえーよ睨むなよ。
上下関係強調してるように思えるけど、人ん家の庭で遊んでるんだから、軽い挨拶くらいしても死にはしないでしょ?

誘われてMTB始めたけど、それまではずっとこんな事思ってました。

投稿: Yeti | 2014/10/27 21:48

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