今シーズン機材紹介
今シーズンはふじてんリゾートに常駐していると言う事でふじてんに最適なストロークレンジのエンデューロバイクに乗せていただいています。
その名は「ROCKYMOUNTAIN ALUTITUDE RALLY EDITION」。リヤは150ミリスストロークを誇り、通常のALUTITUDEに比べてフロントが150ミリから160ミリになっていてより下りを意識したモデルです。
アルミ地のシルバーにさわやかなブルーのラインが入ってライトな印象のバイクです。ALTITUDEはRIDE-9と言う9通りのジオメトリーを調整出来ます。僕はバンダハムポジションに設定。ヘッドアングルが寝てて、BBが低いウェイドポジションや軽快に走るガルビッチポジションなんかもあってライディングスタイルに合わせて可変出来るのもこのバイクの楽しい所。
フロントは今主流になりつつあるナローワイド。軽量化にもなり見た目もスッキリしました。バッシュガードがなくても外れないの??と疑問があるかと思いますが、凸凹のルーツセクションで2回程外れました。アッパーガイドだけ付けようか検討中です。
ハブは今年もサポートしていただいている、INDUSTRYNINE。回転は超スムースでスタンドに掛けておくといつまでも回っています。120ノッチのハブはコーナー出口などの漕ぎの入るシチュエーションでダイレクトに後輪を回転させます。そして「ジー」っと良い音色してます。
シール性能も抜群で泥や水が入りにくく、さらにメンテナンスもやり易いと言う文句の付けどころがない名品です。
使った感想は、驚きの一言。重量が軽いのでペダリングがもの凄く軽く感じます。普通車輪系が大きくなるとタイヤの接地面積が多くなるので漕ぎ出しが重く感じますが、INDUSTRY NINEのハブとの組み合わせで最強ホイールが完成し26インチよりも軽く感じてしまうんです。
このホイールを使う事で650Bのデメリットはほぼ解消されてしまいました。特筆べき点はもう1つ。それは振動吸収性。ふじてんの荒れた溶岩地帯をハイスピードで突っ込んでも、突き上げがマイルドなんです。
これはサスペンションの効果もありますが、明らかにホイールが振動を吸収している感覚を感じます。ホイール全体で振動を吸収してくれて、かつカッチリとしていてリムの剛性を感じます。これは反則でしょう(笑)
もしレースに出るならカーボンホイールを使わない理由は見つからないですね。レースに出なくてもホイールの軽さから来るターンの切り返しの素早さ、コーナー立ち上がりの抜けの良さ、ジャンプの軽快さはフリーライド(ファンライド)でも最高です。
このホイールでウィップをしまくっていますが今の所、振れは全く無し。たまに横落ちしているけど大丈夫。カーボンて弱そうなイメージだけど、これは相当強いですね。
万がいちカーボンが破断しても補償の期間内なら新品に代えてもらえるみたいなので、ちょっとお高いかもしれませんがこれは買う価値あると思います。YURISのプライベートブランドなので大手ブランドのカーボンリムの半額で買えます。クオリティーそのままで値段は半分。これはかなりお得ですね。
最後にこちら、フロントフォーク。このバイクは完成車ではX-FUSIONが付いてくるのですがSR SUNTOURのAURONをモニターとして使わせていただいています。X-FUSIONでも十分スムースな動きをしていましたが、このAURONは1つ上のレベルのフォークでした。SUNTOURのフォークは過去にお客さんや友達のフォークを乗らせてもらって、自分のジャンプやスタイルのライディングに正直耐えきれるか不安なフィーリングでしたが、このAURONは進化しています。
まず、エアースプリングのプログレッシブ感がとても良くなりました。初期はスムースに入るのですが中盤くらいからしっかりと踏ん張り出します。ハイスピードコンプもしっかりと掛かるので、ジャンプでオーバーシュートした時もフルボトムは無しです。
エアースプリングとカートリッジダンパーと中身は簡単にバラせるシンプルな作りなので知識があればユーザーレベルでも作業出来てしまうかもしれません。リーズナブルな価格なのに、これだけの性能を手に入れる事が出来るなんてSUNTOURやるな〜!海外のエンデューロチームが使っていたり、KNOLLYのフリーライドチームが使っているだけあって、年々進化していますね。SUNTOURホント良いですよ。
| 固定リンク
« 今シーズン | トップページ | MTB日和発売! »
コメント