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2015/10/19

2015 Redbull Rampage

今年もRedBull Rampageが開催されました。僕が1年で1番楽しみにしている、クランクワークスのスロープスタイルよりも楽しみなイベントです。真夜中にPCの前に釘付けでしたよ。

今年の勝者はランページらしいイケイケのスタイルでエグいラインを無事にゴールしたKurt Sorge。彼はFest SeriesのカナダRetallackで開催された、HOFF FESTのオーガナイザーを務めたライダー。ビッグバイクでのバカデカいトリックと超絶スタイリッシュなモトウィップが持ち味。去年、一昨年と2シーズンもの間、怪我で活動休止を余儀なくされていてようやく復帰しての勝利はブランクを全く見せる事ないキレのあるランで高得点を叩き出しました。


今年は表彰台をFest Seriesに参戦しているライダー達が独占しました。2位はAbdreu Lacondeguy、3位はAGGYとそれぞれ各地でFest Seriesの オーガナイザーを務めたライダーなのです。 彼らは1シーズンの間、ビッグバイクでランページ級のサイズのジャンプでトリックを決めまくっていただけに、この結果は当然なのかもしれません。

でも今年優勝したソーギーよりも、表彰台に乗った彼らよりも、1番話題になったのは4位に入ったBrandon Semenukだったのです。

確かに彼のランは実に素晴らしかった。各セクションをあたかも簡単そうにしなやかにこなし、オポ360ドロップ、バックフリップドロップ、フリップキャン、コークフリップと高難易度のトリッウを連発しスーパーテクニックを披露しました。 こんなにも凄いトリックをしたセメナックの順位がどうして4位??ジャッジおかしんじゃね?とインターネット上は荒れに荒れたのでした。

僕自身も色んな人にどうしてセメナックは4位なんですか?と質問を受けまくりました。個人的な意見としてもセメナックのランは完璧だったと思うしカッコ良かったと思うんですね。セメナックのランが終わった直後は優勝したんじゃないかな!?と思ったくらい。

でもねこれはジャッジ競技。ジャッジの結果が全てで正しいんです。フィギュアスケートを見てて、どうして羽生くんはこんなにも高得点が出るの??2位の選手も十分凄いしそこまで違いがわからないんですけど。
と思うのと同じ様にその分野の専門家じゃないと分からない様な細かいライドやスキルの違いがあったりするのです。

簡単に説明すると、ジャッジの採点基準がいくつかあって、流れとスタイル、エアーとアンプリチュード、トリック、ラインチョイスと4つあります。この基準を元にジャッジは採点していきます。

確かにセメナックは凄いランをしましたが、これらのどの項目が劣っていたのかは定かではないですがランページらしい突っ込みやデカさが劣っていたのだと思われます。 ランページではこれが特に重要視されていて、フェストシリーズの上位3人はこの基準を全て満たしていたのだと思います。

簡単に言うと、速く、スムーズに、ヤバいくらいぶっ飛んでいて、その中でカッコ良いトリックを入れられたか、と言う事が最重要なんですね。 スロープスタイルらしいトリックは重要視されない傾向があると思います。

まあでもセメナックのランはビッグドロップのエントリーが慎重過ぎかな?と思う所もありましたが、それでも十分ぶっ飛んでいるので優勝してもおかしくはないと思っちゃったりもします。けどそれはジャッジが判断した事なんでしょうがないんです。

ジャッジ陣にはJosh BenderやRandy Spanglerなどの過去にランページ出場経験のあるビッグマウンテン系大御所ライダーが多く、彼らがジャッジをする上で自分自身の経験を当てはめた上でのジャッジなのでしょう。その辺を考えるとスロープスタイル系のライダーよりもビッグマウンテン系のライダーに有利なってしまうのかもしれませんね。

でも一つ言える事は、現場のジャッジタワーから見るライダーの走りは、画面には見えない部分が沢山あって、素人には見えない部分が得点となっていると思うんです。例えばライブでしか感じる事が出来ない下ってくるスピード感や画面では見えきれない地形的な難しさなどの細かい所も評価されているんだと思います。

上位3人のスピード、フロウ、デカさ、勢い、どれを取っても他のライダーより上回っていたと思います。まあ結局どんなにテクニカルなトリックをするよりもランページらしいランをした者が高得点の評価をもらえて優勝する事ができるって事ですね。それがランページなんです。

そう考えると、優勝したソーギーのランは勝者にふさわしいランだったのではないかと思います。 ちなみにソーギーはTEVAのスロープスタイルで知り合って以来、会うといつも話をしてくれる超ナイスガイなんです。

お前もランページに来いよ!っていわれた事は嬉しかった。自分の年齢が10歳以上若ければ出場しただろうななんて思います。 僕にはもう守るべき家族がいて正直ランページに出るモチベーションはないですね。でも昔は本気でいつかはランページに出たいな!なんて思ってました。ランページはフリーライダーの憧れでもありますからね。

今回のランページでは他にも衝撃的な出来事もありました。Paul Basがビッグドロップのランディングに失敗して胸随を損傷。今も下半身の感覚がないそうです。

ポールバスも元TEVAグローバルチームの一員でした。会って話す機会は一度もありませんでしたが、彼はウィスラーのクランクワークスで鮮烈なデビューウィンを飾った事が印象的です。その後はレッドブルアスリートにもなった程のライダー。

怪我の影響で表舞台に出れず結局レッドブルは首になってしまいましたが細々と現役を続けていました。首になったレッドブルのコンテストでこんな事になるなんてなんとも皮肉な感じです。

このスポーツは怪我が多く、プロともなれば怪我は付きもの。それを百も承知で生活を掛けて攻め続ける。攻めた結果の事ならば、彼は後悔は絶対にしていないと思います。

今回のランページでもう一つ印象に残った事はキャムジンクがセカンドランを自ら走らなかった事。奥さんと子供の元に無事に帰る事を優先したそうです。数年前に伝説の360ドロップとバックフリップドロップをメイクし観客の度肝を抜いたミスターランページの言葉とはとても思えませんでした。

でも僕にも子供が出来て、ジンクが家族と過ごしている写真なんかを見ると彼の気持が凄く良く分かる気がします。

そんな訳で、 今年のレッドブルランページ。僕にとって衝撃的で色々と考えさせられるランページだったのでした。

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カート・ソーギーと僕。今年のウィスラーにて。

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コメント

Sorge is baaaaaaack‼️
日本のKisは夜中にサッカー見るより夜中にRampage見るべきですね!

投稿: どい | 2015/10/20 14:46

どいさん Booyah‼︎Sorge is the beast‼︎
ランページは最高ですね♩

投稿: daiki | 2015/10/21 08:02

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