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2016/08/29

Redbull JOYRIDE 2016

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今年の注目はブランドン・セメナックがどんな新しいトリックを繰り出してくるのか!?ニコライ・ロガーキンが注目の大技を決めてくるのか!?はたまた安定した実力のブレット・リーダーが念願のJOYRIDE初優勝を決めるか!?といった感じで僕の中ではこの3人の争いだと予想はしていました。優勝はもうご存知ですね、リーダーが優勝しました。

 
今回のポイントは僕的には3つあって、一つ目はセメナックのバイクにフリーコースターが付いていた事。2つ目はコースレイアウト。3つ目は各ライダーにのし掛かるプレッシャー。 この3つが各ライダーにとってもポイントだったのではないかと思います。
1つ目のセメナックのバイクにインストールされたフリーコースターハブに関しては、BMXライダーやMTBオタクなら誰もが気になっていたと思います。そう、フェイキーを織り交ぜたトリックをやってくるのだろうと。
本番ではスタート後のラダーセクションでフリーコースターを利用したトリックであるハーフキャブ(フェイキーからの180ドロップ) を行ったものの、スリップダウンしてまさかの転倒。そして2本目に全てを賭けてハーフキャブドロップは成功したものの、ランディングでペダルキャッチが予想よりも上手くいかず、その後のセクションは全て流して終わってしまいました。
ペダルから足を滑らせてしまった事で勢いを失って、その後に想定していたトリックがうまく出せなかったから諦めてしまったのか、はたまたその時点で自分に納得がいかなくて自分の中で終わらせてしまったのかはわかりません。
常に勝利を期待され、さらに新しいトリックも期待されているセメナックは、いや〜マジとんでもなく大変だと思います。タラレバですが今回ハーフキャブが成功していたら、その後どんなトンデモないランをしたのか。それは誰もが思った事でしょう。
2つ目のコースレイアウトに関しては、基本的な流れは例年と同じように見えるのですが去年ウォールだった所がヒップになっていたりとセクション間がタイトに見えました。これはトリックを出す事を増やして観客受けを良くするといった狙いがあったかもしれませんが、ライダーにとっては気の抜けない忙しいコースだったに違いありません。
元々ウィスラーのゲレンデは他のゴールドイベントの会場に比べるとコンパクトな会場と言う事もありセクション間を短くすると速度の乗りが悪くなるので、回転力が必要な大技が出しにくく、完全にロガーキン殺しのコースになってしまったように感じました。
案の定、ロガーキンは彼の十八番のキャッシュロールをしたものの、2本ともケースしてパンク。そして今年FMBシリーズを席巻したツイスター(1080)を出す事さえありませんでした。
彼がキャッシュロール、コーク720、ツイスターをいつも通りに決めていたら優勝していた可能性は限りなく高かったでしょう。
3つ目のプレッシャーに関して。これは各ライダー誰もが平等に降りかかるものですが、地元の期待とJOYRIDE4勝目が掛かっていたセメナックのプレッシャーは他の誰よりも重くのし掛かっていたに違いありません。普段全くミスをする事がないセメナックが今回あっさりとミスをして転倒した所を見ると、やはり強烈なプッシャーだったのでしょう。 でも去年プレッシャーで転倒して不完全燃焼に終わったリーダーも、朝FOXブースで少し話す機会があった時に同じようにナーバスになっていたので、その辺はみんな同じなのかな。 ロガーキンはプレッシャーを力に変えるタイプでいつものように気合い入りまくってたから、あんまり関係なさそうですけど。
それにしてもリーダーのランはフリップ系コンボ技やオポコークと高得点になるジャッジのポイントをしっかりと押さえた、スムースで完璧なランだったと思います。
その他の注目はBMXレジェンドのライアン・ナイキストの参戦ですかね。BMXのスーパースターの参戦に今年のシーズン初め、かなり話題になりました。今回は出場できませんでしたが同じくトップBMXライダーのデュリュー・べザンソンの参戦にも注目が集まっていましたが、残念な事に彼はシーズン途中に肩を脱臼し戦線を離脱してしました。
BMXライダーの参戦はMTBスロープスタイルへの刺激となり、レベルを底上げしてくれるので大歓迎といった感じでしょうか。今後も参入してくるライダーが出てくるかもしれませんね。
そして最後に、キャム・ジンクのスロープスタイル競技からの引退という少し寂しいニュースもありました。今やビッグバイクでガンガン攻めるイメージが強い彼ですが、過去にここウィスラーのスロープスタイルで優勝経験がありスロープスタイルのパイオニアでもあるのです。クランクワークスとレッドブルランページの両方で優勝経験があるライダーはキャム・ジンクとブランドン・セメナックだけです。キャム・ジンクの引退というのはスロープスタイル競技からという事だけなのでご安心を。秋のレッドブルランページではまたマッシブなライドを見せてくれるはずです。
今回3位になったマックス・フレッドリクソンやタイダイのウェアーでキレキレのライディングがニュースクールを感じさせるトーマス・レモインなどのヤング達が台頭してきているので時代の変わり目なのかもしれません。
という事で今回のRedbull JOYRIDEは、個人的には少し物足りなさが残ってしまったスロープスタイルだったかもしれません。セメナックはまだまだ引き出しがあって、誰もやらないトリックを隠し持っていたと思うし、ロガーキンのツイスターも見たかったな〜。

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