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2017/09/21

2018年Rockymountain Slayer インプレ

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先日東京でのA&F展示会が終わって2018年モデルのRockymountainが展示されましたが、実は8月からすでに2018年のSlayerを乗せていただいています。それまでは旧Altutudeに乗っていたのですが今シーズンからSlayerになりました。

SlayerはAltitudeよりも前後のストロークが伸びたエンデューロモデル。Altitudeがフロント160ミリ、リヤ150ミリのオールマウンテンモデルに対してSlayerはフロント170ミリ、リヤ165ミリとストロークアップしてさらに下りを意識したエンデューロモデルになっています。海外のエンデューロレースはダウンヒルコース並みにテクニカルなのでストロークが伸びて来ている傾向があるのはご存知の通りです。

そんなエンデューロ向けのSlayerですが、パークライド向けと言う側面も持っていてバイクパークで走るのに最高なんです。軽量なので細かい切り返しやジャンプが楽で懐も深い。8月にウィスラーバイクパークを走って来たのですが、数年前のダウンヒルバイク並みの走破性だと感じました。

ジオメトリーは最近のロングリーチの傾向ではなくてMサイズで422。小さ過ぎない感じで程良くリーチが確保されています。ヘッドアングルは64.75と寝ていてチェーンステーは425と短いです。MAIDENと同じでジャンプに抜けが素晴らしく良いです。BBハイトは低くコーナリングが気持ち良いですね。

お気に入りの最大のポイントはリヤ荷重がやり易い事。それによりジャンプが飛びやすく、バームの抜けが良く、急斜面でもコントロールし易いです。

ウィスラーのトレイルも攻めたのですが、石が浮いている様な急な登りもグイグイ登れましたね。車体が軽い事とサスペンションとタイヤの性能のおかげでこのバイクは驚くほどに登ります。ガシガシ登れてガンガン下れる夢のバイクです。

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カラーはマットブラック。かなり渋いです。ブラック好きにはたまらないカッコよさです。

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フロントサスペンションは2018年FOX 36FLOAT LSC/HSC Boost。見た目だけではわかりませんが、2018年モデルはデカールの変更以外にも進化しています。

これまでリヤショックに採用されていたEVOLがフロントにも採用されました。これにより初期の入りがさらにスムースになり、根っこや岩などのスモールバンプに対しての衝撃吸収性がさらに高まりました。

オイルの番手も見直された様で初期から後半までしっかりと減衰が効いているのを実感できます。僕の使用しているモデルはストロークが170ミリもあるので、シングルクラウンなのに一昔前のダブルクラウンの様な懐の深さがあります。

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リヤには新型のDPX2がインストールされています。このショックがまた凄く良くてホント驚きました。オープン、ミディアム、ファームと3ポジション変更可能で、オープンモードではさらに10段階でコンプレッションを掛ける事が出来ます。

僕は主にオープンモードでコンプレッションを強めに掛けています。ウィスラーのビッグジャンプ(AラインやCrab apple hits)で多少オーバーシュートしてもフルボトムがありませんでした。初めはビッグジャンプでの衝撃を吸収するのに適しているハイスピードコンプが付いていないのが不安でしたが、このショックは中間域での減衰がしっかりと効いているのでボトムするまでかなり時間稼ぎをしてくれる感じです。時間稼ぎしている間に衝撃を収束してしまう感じ。ホントすごい。

この中間域って凄く大事でこの区域の減衰が弱いサスペンションだとスカスカでボトムもしやすくなるんです。FOXはフロントフォークもそうですが、初期から中間、そして後半までしっかりと減衰が効いていて全域に渡って衝撃を吸収してくれる感じです。

よく後半の踏ん張りだけが重要視されがちですが、中盤の減衰があってこその後半の踏ん張りだと思います。

そして3ポジションのレバーでロックアウトに近い登り仕様に切り替えれるので登る人にも最適です。DPSとFLOAT X2の合いの子と言ったところでしょうか。下りだけをガンガン攻める人はFLOAT X2が良いのかもしれませんね。

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ハブは今年からCHRISKINGに変更になりました。天下のCHRISKING。スーパーウルトラスムース、72ノッチ、軽量、カッコいい、 カッチリしている、文句なし。ダメな所が見つからないです。気になった所は最初の当たりが出るまでは少しガタが出る事くらいで、一度調整すればバッチリ決まります。

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コックピットはCHROMAG。カーボンバーのBZAはガッチリしつつも振動を吸収してくれます。ステムはBZA35の50ミリ。いつもリヤ荷重のやり易さを優先し、ハンドリングはクイックになるけれど35ミリなどのかなり短いステムを好んで使っていましたが、50ミリ良いですね。ハイスピードでバンピーなテクニカルセクションでハンドリングがマイルドになってフロントが落ち着きます。

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ペダルもCHROMAG CONTACT。広すぎず狭すぎずちょうど良い踏み心地です。食い付きは文句なしに良い。ピンの配置を好みで変えられるのも良いですね。

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サドルはSDG APOLLO。フリーライドやダートジャンプ用のサドルでクッション性があり座り心地が良いです。

ノーハンドする時のニーグリップがやり易くインバートやウィップをやる時でも邪魔にならない所が気に入っています。

個人的にキャム・ジンクをリスペクトしているので迷わずSENSUSモデルを愛用しています。ロゴもイケてます。

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グリップはODI製のSDG。これ個人的に隠れた名品だと思っているんですけど、SDGのロゴが滑り止めになっていてすごく握り心地が良いんです。

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リムはSATNS MK3。去年まではカーボンを使っていましたが、今年はあえてアルミに。やはりカナダに行った時の安心感を考えるとアルミですね。

このリムはアルミだけどカーボンと同じくらい軽量で強いんです。幅も広いのでタイヤボリュームを確保できます。

タイヤはKENDA HONEY BADGER。Gravity casingと言うケーシングでビード付近の厚みがあるのでリム打ちを防いでくれます。フォールディングタイヤで軽量なのにパンクに強ので激しく降りを攻めるエンデューロバイクに最適です。転がりとグリップを両立していますね。

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チェーンリングの裏には隠れた安心が。77designsのクラッシュプレートを装着してます。カラーバリエーションが豊富でカッコよく、軽くて強くて最高の一品です。

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ブレーキはTRP quadiem。アーロン・グウィンが開発したブレーキですね。このブレーキはとてもコントローラブルで、パッドがローターにタッチした瞬間の効きがマイルドなのでタイヤがロックしにくいです。それでいて強く握り込めばガツンと効いてくれるのでとても扱いやすく感じます。ウィスラーのダスティーで滑りやすい路面では最高の扱いやすさでした。濡れた路面でも同じ様に扱いやすいですね。

来週の26日(火)、27日(木)は大阪で展示会が開催されるので、関西方面のショップさんは是非チェックしに行ってはいかがでしょうか。

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コメント

SC Nomad4を検討中(初心者)なのですが、Slayerとどう違うか分かりますか?里山トレイルから富士見をカバーできるバイクが理想です
(ジオメトリーを見ると、Nomad4がよりフォワード、Slayerの方が1kg程軽量?、STアングル、HTアングルはほぼ同等)
クルマやバイクみたいに比較試乗できれば、いいのですが、、、

投稿: SA | 2017/09/23 15:02

NOMADとの違いはNOMADの方がリーチが長くフロントセンターが長いので直進安定性が高いですね。SLAYERよりもよりスピードレンジの高い域での走行に適しています。
ただリーチが伸びる分、フロントに重心が寄せられ易いのでメリット、デメリットが生まれます。
それに対してSLAYERは程良いリーチの長さなので、僕の様なライディングスタイルの人にはオススメです。
そのメリットとデメリットは超長くなるのでここでは書けませんが、よりタイムを出したいのであればNOMAD、よりコントローラブルに楽しく走りたい人にはSLAYERがオススメと言えます。
後はリンクシステムに違いがあるので、リンクの味付けも好みが分かれます。ざっくりと言って、よりバコンと加速させたいならばNOMAD、より安定志向で自然な乗り味を選ぶならSLAYERと言った所でしょうか(2つのリンクシステムの特性や違いを詳しく説明するとこれもまた超長くなってしまうのでここでは割愛させていただきます)。
メーカーやショップの試乗会が各地で開催されているので、足を運んでみてはいかがでしょうか。さらに詳しくは僕がふじてんリゾートで主催しているライディングクリニックに是非ご参加ください。しつこいくらいに説明しますので笑

投稿: daikifreeride | 2017/09/23 20:33

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