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2018/09/25

MAGURAブレーキ

Magura_logo

今年初めから使わせていただいているMAGURA MT7。このブレーキがとにかく扱い易くてとても気に入っています。扱いやすいとはどう扱いやすいのか?それは非常にコントローラブルという事です。

 
他メーカーのレーシンググレードのブレーキってDHレースのハイスピード域で減速する事を大いに想定しているのでストッピングパワーは強大です。ハイスピード域で止まるには強力な制動力が必要になるのは当然の事なんですが、低速域で何かの拍子に強く掛けてしまった時に不意にタイヤがロックしてしまう事なんかがあります。またそんなに掛けたつもりはないのに強く掛かってタイヤがロックしたなど、自分のイメージと合わない事があったりします。

フロントを強く掛けてしまえばフロントサスが沈み込み前輪加重過多になるし、リヤを強く掛けてしまえば後輪がロックして滑り出してしまう。自分のイメージの中でロックしてくれれば良いのですが、意図しないタイミングでロックしてしまうと扱いにくく感じてしまいますよね。

その様なブレーキはブレーキングテクニックが洗練されていれば問題ないのですが、テクニックが不十分なライダーほどこの様な事態になりやすいのです。

僕はライディングクリニックのお客さんにはあえてレジンパッドを勧める事があります。それはレジンパッドは効きがマイルドになるので扱い易くなるからなんですね。ブレーキって最上級のレーシンググレードが絶対的に良いのではなく、その人のスキルや目的に合ったブレーキグレードやパッドをチョイスする事が重要だと考えています。

そして前置きが長くなってしまいましたが、MAGURAの場合は上記に関しては例外でMT7はレーシンググレードなのに他メーカーとは違うのがミソなんです。

何度も言いますがそれは非常にコントローラブルな事。中間域がしっかりあり、感覚的に効き具合を調整できるという事です。

効きが段階的になっていて、少し掛ければ少し効くし、ちょっと強く掛ければちょっと強く効き、しっかり強く掛ければガツンと効くんですね。これって当たり前の様で当たり前ではなくて、効きが強過ぎてピーキーなブレーキが何気に多い様に感じます。

グリップの条件が良い路面では良いのですが、特に滑りやすい路面ではピーキーなブレーキほど非常に扱いにくく感じます。雨でテカって濡れた路面や落ち葉が敷き詰められた路面、またはドライ過ぎて小石が浮いた路面などなど、その様な滑りやすい路面ではタイヤはロックして欲しくないと思うのがライダーの心理ですよね。

MAGURAは他メーカーに比べてより感覚的な効き具合でその心理の通りに効いてくれるんです。
効き具合に中間域があってなおかつ強力に効き、より感覚的なので、MT7はレーシンググレードにも関わらず、どのレベルのライダーにもオススメできてしまうのです。

夏のウィスラーのパサパサのドライコンディションの中、鬼の様な急斜面のトレイルでMAGURAに何度助けられた事か。雨上がりのふじてんの根っこセクションでも威力を発揮しています。
MAGURAは自分の意図した効き具合をキープできるので急斜面や滑りやすい路面で心に余裕ができて冷静にラインを読む事ができるんですね。止まるという行為は MTBライディングで必要不可欠な事。いつでもイメージ通りに止まれるという事はライダーの恐怖心を減らし、その分楽しみを与えてくれます。
多くのメーカーがブレーキを出していて今まで色々使ってきましたが、MAGURAはその中でもダントツに気に入っています。



『自分的MAGURAのオススメポイントをまとめると』
・高剛性ワンピース4ピストンキャリパーでそれぞれのピストンにブレーキパッドが装着されている事(4枚)により高次元のコントロール性を実現
・低速、中速、高速域に合わせて、より感覚的にブレーキを掛けられる
・自分のイメージ通りに効かせる事ができるので滑りやすい路面でも非常にコントローラブル
・MT7と言うレーシンググレードがオススメながらも、それぞれのライディングスタイルに合わせて数種類のモデルが用意され、お求めやすい価格帯のモノもある
・レース、パフォーマンスと2種類のパッドが用意されていてる
・ロイック・ブルーニが使用し今年の世界選手権優勝
・今年で125年周年を迎えるドイツの老舗メーカーでBMWなどにブレーキを供給しているゆえ圧倒的な信頼性がある

去年使わせていただいていたTRPも正直な所、MAGURAに特性が似ていて良かったですが、MAGURAはさらに洗練されていて扱いやすいイメージです。SHIMANOやSRAMなども良いブレーキを沢山出していますが、それらとはまた一味違ったドイツブランドのMAGURAをチョイスしてみてはいかがでしょうか!?

Img_3599

ワンフィンガーレバーが握り込みやすく微調整が効きお気に入りです。

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高剛性のワンピースキャリパーは力の逃げがありません。

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ピストンごとにそれぞれパッドが装着されています。これが絶妙なコントロール性を実現しているのではないかと思います。

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