« Redbull JOYRIDE スロープスタイルレポート | トップページ | Redbull Rampage 2019 »

2019/10/25

REDBULL RAMPAGE 2019

P6pb17902916

日本時間の今夜RedbullRampageが開催されます。1年で最も楽しみなイベントですよ。これを見ると出場ライダーの気持ちになってしまい魂を揺さぶられ、涙することもしばしば。Freeride is my life!!って感じです。今風に言えば最高にエモい!

 

て事で、ランページを見るにあたっての注目ポイントはこれ!

・歴代の優勝ライダーに注目すべし。

 

【以下歴代優勝ライダー】

Kyle Strait (2004, 2013)[COMMENCAL]

10代の頃からの出場ライダー。キャム・ジンクの相棒。スーサイドノーハンダーが得意トリック。

 

Cam Zink (2010)[YT INDUSTRIES] 「MONSTER ENERGY」

マッシブなバックフリップドロップや360ドロップで伝説を作ったトップフリーライダー。今年はキャッシュロールが見られるか?個人的にも大好きなライダー。彼は肩の脱臼癖があるのでそれが心配。

 

Andreu Lacondeguy (2014)[YT INDUSTRIES]「RED BULL」

FMXをもこなすイケイケのライディングスタイルでフラットスピンとバックフリップインディアンエアーが得意トリック。以前はスロープスタイルのトップライダーだったが、それをスパッと辞めてビッグバイクに転向したのは好感を持てる。

 

Brett Rheeder (2018)[TREK]

現在トップに君臨中のスロープスタイルヒーロー。去年のランページ優勝者でもありビッグバイクに乗せてもその超絶スキルで高得点を叩き出す。セメナックに匹敵するほどの才能の持ち主。

 

Brandon Semenuk (2008, 2016)[TREK]「RED BULL」

言わずと知れたキングオブフリーライド。センスと努力の塊。ピタッと静かなランディングとダイナミックでキレのあるトリック&ライディングに大注目。メンタルさえ決まれば優勝間違いなし。

 

Kurt Sorge (2012, 2015, 2017)[POLYGON]「Rock Star」

レッドブルランページにおいて唯一優勝回数3回のミスターランページ。10代の頃からDisorderシリーズなどの有名ムービーに出まくりで、小柄ながら卓越したライディングスキルを持つ。ソーギーの後輪上がりのモトウィップに要注目。

彼との出会いは7年前ニュージーランド。めっちゃ良いやつなので個人的にめちゃくちゃ応援してます。

 

 

・優勝経験者以外での注目ライダーはもはや全員!全てのライダーがとんでもないのですよ。

 

【以下出場ライダー】

Ethan Nell [YT INDUSTRIES] 「MONSTER ENERGY」

アメリカンヤングガンズ3人トリオの1人。すでに過去2回もポディウムに上がっている。縦軸の強いフラットスピンに要注目。

 

 Thomas Genon[CANYON]「RED BULL」

今年ロトルアのスロープスタイルで怪我して以来のコンテスト出場。ビッグバイクのコントロールも抜群でスタイリッシュ。360インバート、マイナスに入ったワンフットインバートに要注目。

 

Carson Storch[ROCKYMOUNTAIN]「RED BULL」

Rockymountainでマイチームメイトのストーチ。過去にポディウムに上がっていてビッグマウンテンのスペシャリスト。バックフリップスーパーマンとバックフリップ系トリックに要注目。

 

 Tyler McCaul[GT]

アメリカを代表するフリーライダー。キャム・マッコールの弟。彼を初めて見たのは彼がまだ16歳くらいで出場していたウィスラーのスロープスタイル。ウィップキングでもある彼のモトウィップに大注目。

 

Tom van Steenbergen[HYPER]「MONSTER ENERGY」

ラコンデギーばりの弾丸の様なライディングスタイルは見ていて気持ちが良い。彼との思い出はウィスラーのエアードームとメイプルリッジのエアーレックセンター。レベルの違いを見せつけられて愕然とした笑

フラットドロップでのバックフロップとフロントフリップに注目。相当デカいドロップでやります。

 

Bienvenido Aguado Alba[YT INDUSTRIES]

スペインのラポーマバイクパークローカルのイケイケダートジャンパー。スロープスタイルにもフェストシリーズにもあまり出ては来ないけど、ダートジャンプのトリックスキルが半端ない。スーパーマン系トリックに要注目。

 

Brendan Fairclough [SCOTT]「MONSTER ENERGY」

フリーレーサーという言葉を作り上げた超速くて超上手いライダー。DHレーサーらしいテクニカルなエグいラインを攻める走りに要注目。バッフリップも必ず出すはず。

 

 

 DJ Brandt[COMMENCAL]「Rock Star」

アメリカンヤングガンズ3人トリオの1人。普段からユタ州のスポットでビッグバイクに乗ってトリックをガンガン決めていてい、今勢いに乗っているライダーの1人。ハーフキャブドロップに要注目。今回のランページからROCK STARにスポンサードされた模様。

 

Graham Agassiz[EVIL]「MONSTER ENERGY」

カナダのマウンテンバイクタウン、カムループス出身のカナダを代表するフリーライダー。ポディウムに上がった経験もあり。タコスと釣り大好き。彼との思い出はカムループスにあるバイクショップのバイシクルカフェ。彼の持ち味はとにかくデカいムーブからのバックフリップやウィップとスーパーキャン。

 

Reece Wallace[GIANT]

長い下積みと怪我からようやくこのレッドブルランページの舞台までのし上がってきたカナディアンフリーライダー。彼の思い出はウィスラーのエアードームの受付のバイトをしながらトリックを磨いている姿を見たり、エアーレックセンターに行けば寡黙に練習していたりとしょっちゅう色んな場所で目にしていた。本当に頑張ってもらいたい。バックフリップスーサイドノーハンダーと360スーサイドノーハンダーに要注目。

 

 Emil Johansson[TREK]「RED BULL」

今年のRedbull JOYRIDE優勝ライダー。若くしてセメナックやリーダーと同じC3チームに入りスロープスタイラーとしての才能を早くも開化させた。しかし一昨年から大病に苦しみシーズンを棒に振ったが今年完全復活を遂げた。スロープスタイラーらしいいトリックに要注目。バースピンのコンボが彼の十八番だがダブルクラウンだとどうだろうか!?

 

Reed Boggs[TREK]

アメリカンヤングガンズ3人トリオの1人。今年のランページ予選大会の優勝者。FMBスロープスタイルシリーズも転戦していただけにトリックは抜群に上手いが、ビッグバイクでのデカいセクションでの身体のこなしも凄い。得意トリックはあまりイメージないけど、何やらせても上手い。

 

 Juan Diego Salido[TRANSITION]

メキシコ人初のレッドブルランページ出場ライダー。予選大会で見事2位になり本戦出場を果たす。イギリスで開催されたレッドブルハードラインにも出場しDHFRの両方をこなす。その実力は未知数。

 

 Szymon Godziek[NS BIKE ]「RED BULL」

ヨーロッパで有名なGodziekブラザーズの兄の方。弟はBMXMTBの両方をこなすXGAMES優勝経験者のDawid Godziek。バックフリップスーパーマンシートグラブなどFMX系のトリックに要注目。

 

 Vincent Tupin[SCOTT]

スタイリッシュの塊みたいなキレのあるライディングが持ち味でアンターンダウンやウィップなどが超絶にカッコいい。去年は初参加で実力を出し切れていなかったが今年は期待。トリックで攻めるよりもラインを含む攻めた走りに期待。

 

Redbull Rampageは危険なだけの超人が行う競技みたいに紹介されますが僕的には少し心外です。1つ1つの動きやセクションの規模感はMTBエクストリームフリーライドをやらない人には理解できないのもわかります。けど彼らは一般的なフィギュアスケートや体操競技、スキー、スノーボード、野球やサッカーと同じ様に、その競技に関する運動動作を何度も何度も練習を重ねて習得し得たものです。そこには色々な苦難、人間模様、ドラマがあるんです。確かに転倒シーンは危険そのものだけど、競技に対する一人一人のマインドは純粋で真っ直ぐなものですよ。

日本語解説もある様なので、是非ライブで見てもらえればと思います。真夜中ですけどね笑 一緒に寝不足になりましょう。

 

|

« Redbull JOYRIDE スロープスタイルレポート | トップページ | Redbull Rampage 2019 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Redbull JOYRIDE スロープスタイルレポート | トップページ | Redbull Rampage 2019 »